澁江夏奈のブログ。

作曲家 澁江夏奈のブログです。

ライブのお知らせ

 

 

なんとまた1ヶ月も空いてしまいました……

 

飽きてるわけではないのですよ?ブログ。

飽きてるわけではないのです!!!

 

orz

 

 

来週に迫ったライブのお知らせです。

 

澁江にしては珍しく、サーポートキーボーディストをやっております。

 

歌手ギラ・ジルカさんのファンキーナイト。

「ファンク」といっても、ディスコなファンク!踊れるライブになること間違いなしです。

 

注目すべきは素晴らしいリズム隊のメンバー。

ピアニスト・宮城純子さんの呼びかけのもと、日本の音楽界を代表するベーシスト・高水健司さんとドラマー・渡嘉敷祐一さんとご一緒させて頂きます!

 

 

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曲目は

ジャクソン5ドナ・サマー、クィンシー・ジョーンズ、スペクトラム、、などなど。

更にはギラさんのオリジナルナンバーなどもお届けします。

ピン!と来る世代は恐らく私の父・母の世代なのですが…知らなくても絶対踊れます!

 

ぜひぜひお越しください!

 

ご予約はブルースアレイまで。

http://www.bluesalley.co.jp/i/index.html

 

 

お待ちしてます〜!

 

 

 

 

デビルズライン PV!!

 

なんと今年初めてのブログ更新となってしまいました…

怠慢です。

ひとえに私の怠慢です。。

 

生きてます。

 

最近は色々あったのですが…なんといっても!!

 

まず、先々週にアニメ「デビルズライン」の録音が無事に終了しました!

 

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まず初日、

東京音楽大学の先輩でもあり憧れのミュージシャンだった

ドラマー 今井義頼さん

ベーシスト 森田悠介さん

お二人のリズム隊レコーディングをしました!

(後から知ったのですが、なんとお二人は高校生の時からコンビだったそうで…!!)

 

プレイのエクストリームカッコよさはもちろんのこと

楽曲に合わせ、楽器やセッティング、音色など様々なアイディアをくださり

一緒にデビルズラインの世界観を考えてくださいました。

 

ドラムやベースといったいわゆる「リズム隊」の楽器は、楽譜を作る際

弦楽器や木管楽器といったクラシックの楽器とは違い

あまり譜面に多くの事を書き込みません。

リズムのジャンル、テンションの高さとか全員でキメたいとこなど、必要最低限の事しか書かず、ある程度ミュージシャンにお任せする余裕を作った方がはるかにかっこよくなります。

その分、出来上がりはその人のセンスや音色の影響を濃く受けます。

 

今回、私がイメージしていた「デビルズラインの劇伴」にはお二人のプレイのイメージがドンピシャでした。

事前に、お二人の音源や演奏動画を聴き漁り

自分の書きたい音楽の方向に

お二人のカッコよさがハマるようイメージしながら楽曲を作っていったので

 

出来上がりは、もう

 

「とんでもない二人ですね、、」

とミキサーさんもこぼすほどの素晴らしいものとなりました。

 

デビルズラインのアクションのスピード感とか、安斎さんの型にハマらない勢い、日常を破る危機感、人と鬼を取り巻く人々の不安…
作品のそういった状況やキャラの心情を掻き立てるのに、お二人は私が楽譜に書いた以上の事を表現して演奏して下さいました。

 

更に2日目のレコーディングでは

吉田宇宙ストリングスの皆さん

Fl.高桑英世さん

Ob.最上峰行さん

Cl.中秀仁さん

Hrn.西條貴人さんチーム

に演奏して頂き

 

また、各スタジオで

Gt 吉本潮さん&原ゆうまさん

 

にも演奏して頂きました。

 

私が想像していることの更に上に連れてってくださるミュージシャンの方々には本当に頭が上がりません、、、

 

早く、皆様にも聴いて頂きたい!!

 

 

この、この想いをどこに解放すれば、、、!

 

 

と、思ったらPVが公開されちゃったのです!!!

 

こちら!!!!

 


TVアニメ「デビルズライン」ティザーPV

 

流れているのは、デビルズラインのメインテーマの曲です。

この曲は、安斎さんとつかさちゃんの

近付きたいのに近付けない、切ない想いに寄せた曲です。

アクション曲や心理サスペンス曲が多い中、このメインテーマの持つ切なさは特別で唯一無二な感じとなっています、、、!!!

 

 

私が制作に関わる段階はもう終わってしまったので

あとは、皆様と同じように一視聴者として

続報を待ちたいと思います。。。!

 

 

 

 

4月が待ち遠しいですね。

 

今年は素敵な春になりそう(❛ᴗ❛)✧ 

 

 

 

 

 

それでは久しぶりのブログ、これにて。。。

 

 

 

「マチ工場のオンナ」最終回ありがとうございました!!!

 

 

昨夜

ついに、最終回を迎えました。

NHKドラマ10「マチ工場のオンナ」。

 

 

なんと昨日、Twitterで「#マチ工場のオンナ」がトレンド入りするという事態に!!!

おめでとう!!!!!!㊗️🎉🍭🙌💓🍰🌈🐰✨

祝!!トレンド入り!!!!

大盛り上がりでしたね。

 

最後の週は、第6話と最終話を2話連続で放送するという変則的な編成でしたが

社長の急逝から波乱を乗り越え順調に進んできたダリヤ精機がリーマンショックを迎えバラバラになってしまう、本当に本当にしんどい6話から

大逆転が起こる最終話へとすぐに繋がることができ

逆に、勢いを絶やさずにドラマに引き込むことができたのではと。。。思っています。

 

今は、本当に終わってしまった、という

空っぽな気持ちと

もう有元社長や純ちゃんかっちゃんに会えない気持ちで

少し、寂しく感じていますが

 

「マチ工場のオンナ」に教えてもらったことは

『諦めずに、前に進む。最後の最後まで、やれることを探して動く』

ということ。

 

私も、次の自分のやるべきことに向かって進みたいと思います。

 

原作の「町工場の娘」を読んだ時、

中小企業の経営の難しさにすごく共感しました。

私自身も、「作曲家」という個人事業主をしています。

仕事が波に乗ってたくさん依頼を頂けることもあれば、閑散期が訪れることもあります。

そんな時、順調な隣の芝生が青く見えていじけてふてくされてしまわず

 

開かずの倉庫をスタジオに改築し・・・

みんなでサッカーをし体を動かして体力作りをし・・・

 

という、諏訪社長のエピソードには、景気や波にマインドを左右されない強さが大切だということを教えて頂きました。

このエピソードが出てきた6話は、とても印象深いです。

 

しかし7話、そんな有元社長もついに会社を畳む決意をします。

 

大ちゃんと電話で話すシーンに流れているピアノソロの曲ですが、これには実は裏話がありまして・・・

 

この曲は、お父さんがそっと背中を押してくれるイメージで作った「私を、見ていてくれますか?」のピアノソロバージョンです。

これは実は、レコーディング最終日、音響デザイナーの菊地さんが突然「録ろう!」とリクエストして下さり、急遽私がその場でアレンジして録音したものでした。

 

最初のテイクでは、ちょっと元気良すぎるアレンジになってしまい

 

もう少し、しっとり・・・というリテイクを頂き、2回目

 

実は最後の方、「ポロロン」という和音のアルペジオを弾こうとしたら「ポ ロロ」

みたいになってしまって、やり直したい!!と私は言ったのですが

全体的な雰囲気はとても良かった、とのことで修正もされず、

2テイク目一発録り・無修正のテイクが採用されました。

 

マチ工場のオンナの劇伴のピアノは全て私が演奏しているのですが、ピアノソロの曲はクリックも使わず、私が心の赴くままに演奏し

音響デザイナーの菊地さんに修正やOKを出して頂きました。

やはり、演奏者自身が演奏していて思うことと

スピーカーを通して、その音源を実際に使う方が思うことには

少し違いがあるので

こういう時は、作曲者であり演奏者である自分の感覚よりも、音響さんやディレクターさん達の意見を尊重します。

(もちろん私が超若手なのもありますが・・・・・・・)

 

しかし、実際ドラマで聴いてみると自分が失敗したと思った「ポ  ロロ」はどこかに行ったのか・・・?全然気になりませんでした笑

そういうものですね。

 

 

音楽だけでなく、演じられていた方々の熱演も本当に素晴らしかったドラマです。

個人的に、最終的に大好きになっちゃったキャラクターは断然長谷川さんです。笑

悪役と見せかけて・・・大根磨いてるじゃん笑

という。

 

実は、私は音楽を作る段階では4話以降の台本を頂いておらず

長谷川さんはまだ、ただただちょっと嫌味な銀行員だったのです。

まさか、7話までであんなお茶目なキャラクターに変貌を遂げるとは・・・笑

 

「長谷川のテーマ」

という曲もあるのですが、これは前半のキレキレで

有元社長に「お前」とか言っちゃう長谷川をイメージして作ったので

ちょっと・・・最後のキャラクターとはずれちゃったかな。

でも、この曲も色んな場面で使って頂きました。

作曲者の意図やイメージとは違う場面で思わぬハマり方をする・・・というのも

劇伴を作っていて面白いと思う事の一つです。

 

「マチ工場のオンナ」に関わってから放送が終わるまでの5ヶ月間、

音響デザイナーのみなさまがた、演出のみなさまがた、プロデューサーさま、

それから実際にお仕事中の工場を見せて下さった諏訪社長さま

そして原作「町工場の娘」の日経BP社さま(たくさんツイートして下さってました!)

 

このドラマに関わるたくさんの方々の愛と情熱に包まれた5ヶ月でした。

 

 

ドラマの制作って

思いもよらないところで人が作用しあって

生き物のように作品自体がむくむくと成長して動き出して

その過程をみんなで見守って

最後は、こんな作品になったね、って

それぞれの場所で見届ける、そんな過程が

私は大好きです。

 

これからも、もっともっと素敵な作品に関わっていきたい。

有元社長に、たくさん前向きなパワーをもらったので

「たあけっっ!!」って言われないよう

これからも頑張ろう!

 

落語心中から始まって、それを見ていた音響デザイナーさんからお誘いを受けたマチ工場のオンナで終わった2017年。

一つの作品が、また「新しい明日」をつないでくれることを、実感しました。

 

そう!大晦日、紅白歌合戦松田聖子さんが主題歌「新しい明日」を歌われます。

マチ工場の映像とかちょっと流れたりしないかなー(´・ω・`)

有元社長に会いたいなーーーー。。。

 

いやいや!前に進むのだ!

 

 

本当に幸せな2017年でした。

最後までご視聴頂いたみなさま、ありがとうございました!!!

 

 

 

 

再放送のリクエストをNHKへぜひ(❛ᴗ❛)✧ 

 

デビルズライン

 

こちらでは何も書いてなかった、、、

 

先週、20日に情報解禁になりました!

 

devilsline.jp

 

 

来年4月より放送の

アニメ「デビルズライン 」の音楽を担当させていただきます!!!!!

 

 

安斎さんとつかさちゃん

 

二人の危うさとか、近づきたいのに近づけないもどかしさ、

それら切なさの渦に一読者として原作にのめり込んでいます。

「人」と「鬼」が混在し、暴力と恐れが広がっていく世界で

それでも男女は愛し合うのですが、みんなそれぞれ色んな理由で単純に愛することができない。

広いようで狭くて、たった二人の心が触れ合ってる部分にフォーカスを当てて行きたい、

それが今回、劇伴を作るにあたって一番気をつけているポイントです。

 

今はまだ、、、どんな音楽を作っているかとかは内緒にしておきますが

 

打ち合わせで監督さまに言われた

「世界の広さは文京区くらい」というお言葉が非常に頭に残っています笑

 

声優さんがあまりに豪華キャストすぎて、2017年最後のとんでもなく嬉しいプレゼントになりました。

もう、大好きな声優さんたちばっかり!まさに俺得!

それから劇伴に参加してくださるミュージシャンも、ずっと憧れてた先輩方が来てくださることが決まって

すんごく喜んでいます。

曲を作りながら、この人はこういうプレイするだろうから、生かすためにここをこうして〜なんて考えて当て書きできるのは、作曲家としてすごく幸せなことです。

制作も頑張って進めていきます〜💪

 

 

 

それから明日、29日は

「マチ工場のオンナ」第6話と最終話の連続2本立ての放送もあります!!

今年は、色々なことがあって、このような放送となりました。

2時間のボリュームはなかなかですが、、、こちらもぜひ!ご覧いただけたら幸いです。

そうそう!紅白歌合戦で、松田聖子さんの歌唱曲がマチ工場のオンナの主題歌「新しい明日」に決まりましたね。

これも嬉しいサプライズでした。大晦日まで、マチ工場に浸れるなんて、、、

これも、私にとってとても大事な作品なので嬉しいです。

 

よし!では、デビルズの制作に戻ります〜

 

 

 

「マチ工場のオンナ」の劇伴ができるまで

 

昨日、第4話が放送されました

NHKドラマ10「マチ工場のオンナ」、皆さま楽しんで頂けておりますでしょうか。

実話が元となっているこのドラマ。

私は毎週楽しみでもあり、不安でもあり、、

多くの方にドラマと劇伴を楽しんで頂いてることを、祈るばかりです。

 

さて、今日はそんなマチ工場の劇伴がどうやって作られていったかをご紹介したいと思います。

 

ドラマの劇伴は、主にこんな感じで作られています。

 

(図1:登場人物相関)

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NHKの場合は、音響デザイナーさんという肩書きのみなさまがドラマの効果音から劇伴まで、音に関することを全て担当されています。

以前ちらっとここにも書いたのですが

このマチ工場を担当されている音響デザイナーさんが、大のアニメ好きでいらっしゃり、落語心中も見ていて私のことを覚えていて下さったようです。

そして今回、ドラマの音楽を「ジャズテイストにする」という方向性にあたり、候補に名前が上がり、、、制作のみなさまとの会議の上、、私に決まったようでした。

大体いつも作品のためのデモを作ったりしてから決まる(落語心中の時は13曲デモを書いてから決まった)ので、今回いきなり「ドラマの依頼があるよ!」と事務所から電話をもらった時は

「えぇ〜〜〜〜😵いきなり?!私で?!大丈夫なのか〜〜??!!」と思いました。

その不安は、的中するのです。

そののち私は大いに、悩み、苦しむこととなるのです。

 

劇伴のオーダーは主に2つの点が重要なポイントでした。

・町工場の機械の油臭さ(これがかっこいいのですが)を感じる

・でも女性らしさを感じること

 

そして、それらをジャズテイストで。

というオーダーで

主に打ち合わせではその「ジャズテイスト」とはどのようなサウンドであるか、ということなどをお話しました。

「ジャズ」といっても、色々なジャズがあるわけで、、

オーソドックスなジャズを目指すのか、劇伴としてのジャズを目指すのか?

どんな楽器を使うか、民族的なアプローチもありか?

金属音をサンプリングして使うのもありか、、、etc.

 

まとめて、「町工場感と女性らしさを感じるジャズ」とは???

 

 

😵

 

分からない😵

 

 

そもそも町工場ってどんな?

機械っぽいジャズ?

女性らしいってことは、、重心も軽め?ってことはスイングじゃない?

 

というわけで町工場っぽいジャズの曲をとりあえず書いてみたものの、、、

 

『コレじゃない感』

 

(図2:焦る澁江)

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結論は出ぬまま、8月半ばの打ち合わせからは半月が過ぎてしまい、9月の頭

 

私は、原作「町工場の娘」を書かれた諏訪社長率いるダイヤ精機さんを実際に見学させて頂きました。

そこで、ドラマの内山理名さん演じている「有元光」のモデルである諏訪社長にお会いし、そして初めて「町工場」という場所に足を踏み入れたのです。

 

実際に動く機械、そして職人さんが作業しているところを見させて頂いた私はようやく「なるほど」と、思ったのです。

機械油にまみれた古い機械が動いているのを見た時、頭の中にバリトンサックスとバストロンボーンの音が聞こえたのです。

でも、重いわけではなく、ザクザクと前に進んでいく音。

ファストスイング、マイナーコードから始まるメロディー、中音域で密集してる積み方、、、などなど音のイメージが湧いたのです。

 

しかしここからもまたまた大変で、、、

 

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なんにせよ、澁江はまだまだ経験不足なのです。

劇伴としての温度感とか、ドラマの「メインテーマ」として必要な構成、などを捉えることができず

音響デザイナーさんと何度も何度もやり取りして、メロディーの方向性、構成などを修正していきます。

 

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そしてvol7でしょうか。。。やっとOKが出たのが、今ドラマで流れているメインテーマです。

メインテーマの修正をしつつ、サブテーマやそのほかのカテゴリーの曲を書き進めて行き、、、

全部で38曲書きました。

 

えーーーっと。。。ほ、ほんとうに、たの、たのしカッタ。。。デス。。。

 

というのは冗談で、、やり取りが本格化してからは自分が今まで生きてきた中で心の底から全力を尽くした一ヶ月間だったと思います。

劇伴は、決して作曲家一人で書けるものではないのです。

音響デザインさん(音響効果さん、音響監督さん、名前はそれぞれですが)との二人三脚であり

素晴らしい音響デザインさんとお仕事すると、自分が書けなかったものが書けたり、自分でも知らない自分の引き出しを開けてもらえたりするのです。

 

そのほかにも図1参照、事務所の方々のサポートあり、私を選んでくださった演出家の方々のおかげであり

 

このような多くのプロセスと多くの人の助力を得て、やっと自分の名前が「音楽 : 澁江夏奈」と放送されるのです。

 

ありがたや。

 

 

 

 

と、こんな感じでマチ工場の劇伴はできていったのですが、伝わったでしょうか。

 

ちなみに一番最初に書いた『コレじゃない感』の曲は、ちょこっとリアレンジして別カテゴリーの曲に採用されました。

どの曲かは、、秘密ですが、今まで2回登場しており、どちらもシーンにぴったりで嬉しかった。

メインテーマには向いてないけど、脇役としては優秀だった。

ということなのでしょう。

つまり、メインテーマにはパワーもアクも強くて、キャラクターがはっきりしている曲が求められるということですね。主人公だものね。

 

そしてそんな曲が書けたのは、私一人だけの力ではないし、

ドラマに携わる全ての人の想いが詰まっています。

 

 

 

それでは「マチ工場のオンナ」もう残り3話ですね。。。

 

ダリヤ精機はどうなってしまうのか?!

かっちゃんは?!純ちゃんは。。。?!

 

2017年のドラマ納めは「マチ工場のオンナ」で決まり!!

最終回まで、一緒に楽しみましょう!

 

 

Dare to do

 

リクエストがあったので!!

 

先月行われた自主企画ライブ「Piachestra Project 2nd concert」でゲスト、ヴォーカルの吉田純也さんと演奏した1曲「Dare to do」です。

 

ライブでは2台ピアノとパーカッションのピアケストラ編成でお送りしましたが、原曲はこのようなビッグバンドでございました。

 

 

soundcloud.com

 

 

(歌詞も私が書いてるのですが、音楽の一部として、英語の文法などなどは目をつぶって頂けると。。。)

 

 

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12月になり、真冬の寒さが続いています。

私はピアケストラのコンサートが終わってから、溜まったお仕事を終わらせて

12月の頭、超弾丸でドイツ旅行をしてきました。

トランジット含めた15時間、飛行機に乗って1泊で帰ってきました。

ドイツのシュトゥットガルトのクリスマスマーケットに、どうしても行きたかったのです。

 

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すごく昔、テレビでドイツのクリスマスマーケットの映像を見たときに

『世界で一番幸せな場所はここだ!』

と、思ったのですね。

そこにいる人全てが幸せそうに見えたのです。

いつか絶対この幸せが溢れる場所に行きたい!!!!そしてそこでグリューワインを飲む!!!

というのは私の人生で叶えたい夢の1つにリストアップされ

 

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夢、叶えました。

シュトゥットガルト、シュロスプラッツ広場にて。

 

今年の7月、26歳になったとき

人生で叶えたい夢リストがあまり順調でないことに気づいたのですね。

例えばアニメの劇伴を担当する、CM音楽を担当する、フルオーケストラを書く、などなどお仕事に関する夢はおかげさまで順調に叶えさせて頂いているのですが

仕事以外の夢は、

時間とか、お金とか、いろんな物を言い訳にしてほったらかしにしてたのですね。

 

あぁ、もう30代目前なのに、見たいもの、行きたいところ、全然達成できてない。

 

と、気づいた私は

やってみればいいじゃん!!!!やっちゃえばいいのでは!!!

 

と、超衝動にかられて

リストの一番上にあったクリスマスマーケットを見ることを叶えるべく、ドイツ行きを決めたのでした。

しかしありがたいことに12月もお仕事の予定をたくさん頂き。。。。

日程変更諸々の結果、1泊4日の弾丸旅行と相成ったのでした。

 

今日、サウンドクラウドにあげた「Dare to do」

意味は、「恐れずに・厚かましく・生意気で・思い切って、やる!」

という意味ですね。

 

サビの歌詞

 

『Do you dare? Your show is going on. What color do you pick up first?』

 

【あなたにできる?あなたのショーは続いてく、一番最初に何色を手に取るの?】

 

と、真っ白なキャンパス(人生)の前で、恐れてしまって何を描いて行くか(何をしたいか、行動できるか)、何色の絵の具を手に取るか迷う主人公に

もう一人の自分がやれるの?できるの?と挑発してる、

という詞です。

 

初・海外一人旅、挑戦してよかった!

ピアケストラも、2回目、企画してよかった。

マチ工場のオンナの劇伴も、できること全て出し切った。

最近、いっぱい色んなことに挑戦させてもらっている。

 

Dare to doは、全ての人へでもあるし、自分自身を鼓舞する応援歌でもあるのです。

 

そんな歌が書けたのは

ヴォーカル・吉田純也さんとの出会いであり

当時在籍していたビッグバンドのメンバーが私のやりたいことや挑戦についてきてくれたからであり

そういう大学時代があったから、今の作曲家としての自分がいるのであり

今の作曲家としての自分に、曲を書いて、と依頼してくださる方々と、それを聴いてくださる方々のおかげでこれからの自分が出来ていくのだと

 

思います。

 

最近の出来事と、最近ホットな曲の歌詞が重なったので

こんなことを書いてみました。

 

 

今現在私は次のお仕事に向けてまた制作期間真っ只中であります!

ピアケストラやマチ工場の感想、メールで送ってくださった方々にお返事が出来ておらず申し訳ないです。

もう少し、お返事はお待ちくださいね。必ずお返事します。

 

『マチ工場のオンナ』の放送もぜひ!

次は、マチ工場の劇伴の激闘についてブログを書きたいと思います。

乞うご期待。

 

 

終了しました…!!!

 

11月24日、先週金曜日

 

Piachestra  Project 2nd Concertはたくさんのお客様にお越し頂き

無事、公演終了しました!!

 

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終わってから、命尽き、また、しばらくピアノの練習のために実家に帰省していたのを引き払い、また有り難いことに別の締め切りに追われていたりで、、

ご報告が遅くなってしまったこと、お詫びします。

 

自分達で主催するコンサートは大変な事もありますが、

最後は、本番を聴いてくださる皆さんにたくさん幸せにしてもらい

音楽を作って、そして届けることの尊さを実感しました。

 

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今回はこのようなプログラムでした。

 

1.Someskunk Funk (Brecker Brothers/石渡アレンジ)

 

2.バッハのメヌエット?(石渡アレンジ)

 

3.Let me hear your Tale's(石渡オリジナル)

 

4.Chocomint Cookie (澁江オリジナル)

 

5.Calculus Carnival (石渡オリジナル)

 

6.ひこばゆる (澁江オリジナル)

 

7.Green Piece (Maria shcneider/澁江アレンジ)

 

8.Hottest Pot!!!(石渡オリジナル)

 

9.Dare to do 〜with vo.吉田純也(澁江オリジナル)

 

10.Heat of the day (Pat metheny/澁江アレンジ)

 

11.Life will fine a away(澁江オリジナル)

 

アンコール:Megalith (T-Square/石渡アレンジ)

 

 

7曲目からはパーカッションの熊本比呂志さんを迎え、2台ピアノ+パーカッションの編成に。

そして、9曲目 Dare to doでは、ヴォーカリストの吉田純也さんがゲストで飛び入り参加!

 

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 この曲は、大学4年生の時に純也さんへ当て書きした曲です。

いつもインストばかり作曲していた私にとって

純也さんは大好きなシンガーであり

この歌手のために曲を書きたい!!

と思ったのは、はじめてだったかな。

 

当時在籍していたビッグバンドとヴォーカルの編成でしたが、こちらもピアケストラバージョンでお届け致しました。

 

 

本当に幸せな時間でした。

ひこばゆる、やDare to doなど

とても思い入れのある曲というのは

それそのまま、自分にとっての音楽の軌跡でもあります。

こんな時を歩んできた、その時はこんな事が楽しくてこんな事に苦しんでた、そしてこういう曲が出来た、今は、自分はこんな風になっている。

そしてセットリスト最後の

Life will find a wayは、今までの時間とこれからこうなって行きたい、という思いを込めて作った、ここからの始まりの1曲。

 

こういう曲が作れる事、演奏できる場があること、演奏してくれる仲間がいること、足を運んで聴いてくださる方々がいること

 

本当に感謝です。

ありがとうございました。

 

お越し頂いた方々から頂いたお手紙はどれも大切に読ませて頂きました!!

本当にありがとうございます。

 

これからも、音楽を続けていきますのでぜひ

澁江も、ピアケストラも

応援頂けたら嬉しいです。

 

もちろん、第3弾、あります!!!

 

私が生きてる限り、あります!!!

 

また皆様にお会いできるの、楽しみにしております。

 

本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

澁江拝