澁江夏奈のブログ。

作曲家 澁江夏奈のブログです。

出張。

 

先日のことなのですが、あるCM音楽の作業のため

なんと

 

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家の仕事場に組んであるセッティングをばらし、都内某スタジオに持参し

スタジオで仕上げ作業をしました。(2回目)

 

昨年の秋にも同じことをしたのですが、その時にどこかにぶつけたらしく

画面右上を破損。

スペック的にも結構、仕事内容に耐えるのは日々厳しくなっており

「老兵は去るのみ」

という言葉が聴こえてくるような、聴こえてこないような。

 

5年以上も前の旧型のiMacは、人間で言えば

もうとっくに隠居してもおかしくないパソコン年齢なのではと思っています。

 

今、私は25歳なのですが

25歳ですでに「新しいものに挑戦する」

というのが怖くなってきています。

新しいパソコンに変える。

新しいソフトを入れてみる。

新しいDAWを使ってみる。

 

素敵な30代を迎えるためには、今少しでも多くのことを吸収し

できないこと、知らないことを少しでも減らさなくては!と思うのですが。

 

 

 

あの、50万くらいするiMac、買おうかな。。。。。。。。。

 

 

 

今回作らせて頂きましたCMは、今月末か来月にはオンエアされるかも?

(残念ながら関西のみでの放送ですが)

 

小さな巨人みたいな素敵な御仁がおうちにやってきて・・・電気料金を・・・お任せ・・・

そんなCMでした。

 

ネットで見れるといいなぁ〜

 

 

昭和元禄落語心中-助六再び篇- BOX発売しています!!

 

もう数日過ぎてしまいましたが、「昭和元禄落語心中- 助六再び篇-」のBlu-ray BOXが発売になりました!!

 

 

Amazonで、25684千円ですって。

 

いや〜ちょっと迷う。高い!一ヶ月の食費より遥かに高い!

 

そう、思われる方も多いとは思います。

 

しかし。

このお値段に見合うプレミア仕様であることを、ここでご紹介できればと思います。

 

こちらの中身ですが、助六再び篇の1話から12話のDiscに加え、

・智一&勝平の落語放浪記[全十四回]、トークイベント 柳家喬太郎×「昭和元禄落語心中」、やさしい根多解説

昭和元禄落語心中傑作選
・ボイスドラマ「八雲と小夏篇」/有楽亭八雲(CV.石田彰)、小夏(CV.小林ゆう)、松田(CV.牛山茂)、親分(CV.土師孝也)、お栄(CV.斎藤恵理)
・落語「野ざらし」/与太郎(CV:関智一)
・落語「明烏」/有楽亭八雲(CV:石田彰)

・澁江夏奈による助六再び篇のために書き下ろされたサウンドトラック

などなどが合わさった全6枚組。

 

あれあれ!!与太郎と八雲師匠の噺も収録されているではありませんか!!!

 

そう、落語心中の

「アニメ」「落語」「音楽」

これらが詰め込まれたBOXとなっています。

 

更には封入特典と致しまして
落語心中之思出(スタッフ&キャストコメント集)

といふものが。

(澁江も僭越ながら、コメントを提供させて頂きました。文字と名前をただたた黒ペンで書いたシンプルを通り越した、究極の文字による勝負。サイン考えておけばよかった。。。)

 

最後に

BOXのパッケージ、これはもちろん雲田先生の描き下ろしの絵になります。

落語心中が完結してから1年。

最新であり最後の可能性のある与太郎のカットです。

もう、雲田先生が与太郎を描かれることは最後かもしれません。

そんなの悲しくて仕方ないですよね。

また、会いたいですよね。

声を、噺を、聞きたいですよね。

そのためにはこちらBOXを購入して頂くと・・・・・・

 

 

『落語心中、売れとるやんけ!!!劇場版作ったら観に来る人いっぱいおるやんこれ!!!』

 

 

と、大きな会社の偉い方々が思って下さるかもしれません。

 

また、与太郎達に会いたい

信乃助の噺を聞きたい・・・

そんな想いを叶えるためにもぜひ!BOX、購入頂きますよう何卒よろしくお頼み申し上げます・・・・・・!

 

 

しかし、どうしてもBOXは買えない・・・という方は

こちらのダウンロード販売でサントラをお楽しみ頂けたらと思います!!!

 

 

昭和元禄落語心中音曲集其の三

昭和元禄落語心中音曲集其の三

 

 

"人生のサントラ"

 

春のエンディングが終わって行く余韻を、寂しがるいとまもなく

もう夏のイントロは始まってて

ボーカルが歌い出しのために吸った息の音が聞こえる

 

そんなうだる5月最後の日です。

 

ちょっと嬉しい、自慢したいことがあります!

 

椎名林檎さま、12年ぶりに行われたツアー「椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015」のソフト化を記念し行われたナタリーさまのロングインタビュー。

 

そこで、恐れ多くも名前を出して頂きました。

 

natalie.mu

 

椎名林檎

この名前に多くの「椎名林檎」を知らないは

"好きな人は好きな、クセの強いアーティスト"

といったイメージを抱かれると思います。

 

しかし近年、林檎さまのワークはプロデュース業や監督業といったいわゆる「裏方仕事」(インタビュー中では"雇われ仕事"という表現もありましたね)が多く

「林檎さんの曲を違う人が歌う」

「林檎さんが作った音楽ではないものを目にする」

ということが増えてきたことを、皆様はお気づきでしょうか。

 

昭和元禄 落語心中の主題歌となった「薄ら氷心中」「今際の死神」、

話題となったTBS系列ドラマ「カルテット」の主題歌「おとなの掟」

といった楽曲提供では、もちろん林檎さまが歌っているわけではないのに

そのオケのサウンド、歌詞とメロディーのハマり方、コード進行から

「林檎の曲だと思ったのに林檎の声じゃない!」

という驚きをされた方もいるのではないでしょうか。

 

インタビュー中では「雇われ仕事」と書かれていたこの職業作家としてのワークですが

私はまさにこの林檎さまが体現されている「仕事」に強く強く憧れます。

 

林檎さまは「言われたとおりに書いた」と仰っていますが

言われたとおりに書きつつ自分のサウンドを入れる、というのは大変難しいことです。

オーダー通りに書いたら自分がなくなってしまう、これが多くの職業作家を目指す人間が仕事をし続ける限り悩むことです。

それを林檎さまは「お母さん」というなんとも面白い表現で語っていらっしゃいます。

 

更に驚いたのは、林檎さまが自分の名義で自分が歌い表現してきた楽曲に対しても

私たちオーディエンスをクライアントに見立て、

「人生のサントラ」として発表してきたのだということ。

 

サントラには、多くの曲があります。

色んな編成、テンポ、エレクトロもあればオーケストラサウンドもあり、劇中歌もあり・・・

そんな中の一曲に入れてくれたら、という

奥ゆかしくて主張しすぎなくて

でも作家としてしっかり自分のエッセンスを入れている

林檎さんの楽曲の中に確かに生きるイノセンスな想いを

感じました。

 

私が生きて来た今までの25年の中でも

やっぱり、林檎さんの歌と曲が主題歌になっているクールが何回かありました。

 

 

 

 

色々胸が熱くなるインタビューでした。

こんなにも職業作家として生きてるアーティストが他に日本にいるだろうか?

この相反する立場の真ん中で

自分の意志を体現し続けている人が。

 

 

 

 

わたしもがんばろう。。。。

 

かたまり肉とは。~CMその2~

 

昨年の1月から、かれこれ1年半近くアレンジを採用して頂いております

クリアアサヒ」のCM。

 

なんと最新バージョンでも引き続きわたくしのアレンジ採用されているだけでなく

かの有名な

クリアアサヒが♪家で冷えてる♪」の替え歌部分だけでなく、

オリジナルのインターバル部分も採用して頂いております。

 

www.asahibeer.co.jp

よりオリジナル感の増したものとなっています。

 

塊肉の憧れ、わかります。

こんな風に家で塊肉パーティー出来たらそれはそれは楽しいでしょう。。。

そんな楽しい家飲みの際はぜひクリアアサヒをご購入頂きたいです。

 

ぜひぜひご覧くださいませ。

 

 

ひみつのストリングス。

 

またまた久しぶりの投稿となってしましました。

半月以上も更新のないこちらのブログに

足を運んでくださる方々に感謝を申し上げます。

 

お礼に癒しのピアノ曲でも・・・と言いたいところですが

今日は疲れ果てており、文章を書くのでやっとです。

 

本日はひみつのプロジェクトのため、アバコクリエイティブスタジオに1日中おりました。

今日の私の役目はコンダクター。

オーケストレーターとして参加させて頂いたあるプロジェクトのレコーディングでした。

 

 

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大先生室谷ストリングスチームの皆様と、メインアレンジャーのジャズピアニスト木原健太郎さん。

「ダブカル」と呼ばれる、各パート2人ずつの編成でレコーディングしました。

 

今回のプロジェクトのイメージとして「ゴージャスなストリングス」というキーワードがあったのですが、

室谷大先生のチームのみなさんはお一人お一人が5人分くらいの豊かな響きをお持ちなため、たった8人には聴こえない

なんともなんとも

わさわさ・・・ふわ〜っとした豊かで奥行きのあるストリングスの響きとなりました。

指揮をしている最中

あまりの豊かな響きに

何度も大勢のストリングスの影が視界にちらつくほどでした。

霊ではありません。

 

さてこのプロジェクト、なぜ「ひみつ」かと言うと・・・

まだ情報が解禁になっていないからであります。

 

しかし!

日本の誰もが知っている、あれと!

もはや世界中の誰もが知っているあれの!

コラボプロジェクトです。

 

早くお知らせがしたくてしょうがありません。

 

情報公開をぜひお楽しみにお待ちください。

 

 

 

 

 

見れます!CM!

 

前回ここに書き記したCM、ついにメーカー様HPにて映像が公開されておりました!

 

www.natori.co.jp

 

一度は食べて頂きたい薫製チーズ 女子会ワクワク。

 

 

30秒と15秒あります。

 

そう、ワクワク。澁江的に未だかつてないキーワードです。

 

今まで

 

「悲運」「因果」「死」「別れ」というテーマの楽曲になると真価を発揮してきた私ですが

 

日曜の昼下がり、思わず踊りたくなるようなオシャレな時間をイメージし

 

作曲しました。

 

たかが30秒、されど30秒

 

この30秒の中にいろんな想いやら行程やら苦悩やらが詰まっています・・・

 

ぜひご覧くださいませ。

 

 

そして、このチーズを食べましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CMが放送中です。

 

風の噂で、どうやら音楽を担当したCMが流れているらしい・・・

とのことで

目撃情報があった笑点を録画して見てみました。

 

落語の作品のお仕事をしておきながら落語のらの字もしらないわたくしめも

日曜の夕方、

ファミリーが求めそうなあたたかな古き良き雰囲気を感じ

思わず食い入るように

微動だにせず笑点を見ました。

 

ひとりで夜中に見る笑点

今自分が醸し出してる雰囲気と

画面の中の雰囲気

それはまさに正反対

自分が着てる部屋着はモノクロで

画面の中はカラフルで

 

あぁこんなファミリー自分にもあったらいいなぁと思いつつ

子供は笑点見ないか。

これを楽しめる「ファミリー」とは

たぶん自分も

旦那さんも

老いた時

終末を迎える準備をしている頃

思ったまさにその時!!!!!!!!!!!!!!

 

 

わたくしめが音楽を担当したCMが放送され、

私はより一層体に力を込め

「微動だ」をはるか超えもはや硬直し

その30秒間を堪能しました。

 

 

しかし、

その商品のホームページなどでは

その新CMについて一切触れられておらず

映像などをここで公開することができません。

皆様にお見せしたいのですが。

 

映像がネットで公開されるまでは

笑点を見て

そのあたたかな雰囲気に

心のマッサージをしてもらい

あわよくば、わたくしめのCMもご覧頂けたらと思います。

 

なとり 「一度は食べて頂きたい薫製チーズ」

という商品のCMでございます。

和久井映見さんがご出演されております。