「昭和元禄落語心中-助六再び篇-」今週金曜深夜より放送開始です。
2017年になりました。
あけましておめでとうございます。
本年初めてのブログ更新となります。
今週の金曜深夜より、ついについに待望の落語心中2期が放送開始になります。。。
待ち焦がれました。
OADでは二人の主人公、与太郎と八雲の出会い、そして与太郎の成長を
昨年のテレビシリーズ1期ではそんな与太郎を導く八雲が今の芸を手にするまでの過去とは・・・?と、八雲のなんとも可愛らしい幼少期にまで遡り、
落語との出会いから彼に大きな影響を与える助六、そしてみよ吉との日々、そして別れが描かれました。
そしてこの度放送されるテレビシリーズ2期では現代に戻り、
真打ちになった与太郎、そして彼と共に歩む家族
落語を業とし、芸に関わる人たちのドラマが織り成されてゆきます。
初めてOADのために落語心中のテーマを作曲したのはもう2年半前になります。
なんと長い時間が経ってしまいましたが、これでついに終わりです。
原作の漫画は昨年夏に完結しました。
内容については今ここで触れるわけにはいけませんが・・・
最後の方のあるシーンの、あるページはあまりに号泣しすぎて捲ることができませんでした。
このページを捲ってしまったら、もう自分と落語心中の旅は最後なのだと・・・
14回目にしてようやく捲ることができました。
2期のためにこの度も34曲、音楽を書かせて頂きました。
終わりゆくもの、これから始まるもの。
死にゆくもの、生まれゆくもの。
命を繋いでいくこと。
そんなことを考えながらの約1ヶ月。
終わってから、今まで感じたことのない寂しさの波と、暖かい感謝の気持ちの波に
しばらく燃えカスとなっていました。
今回の音楽は、少し現代を意識したサウンド・・・というわけではないのですが
いままで頑にギターはアコースティックな音色を守ってきたのですが、2期でついにエレキギター解禁となりました。
初登場の楽器はもう一つ、ヴィブラフォン。
ヴィブラフォンは桃ドロップのような音色ですが、もちろん2期から登場するあの方をイメージしての楽曲にメインで使用しました。
弾けるような生命力。これから花を咲かそうとする蕾のようなあの方ですね。
もちろん、豪華なビッグバンドサウンドの楽曲もあります。
今回も、日本のジャズシーンの・・・ラスボス、のようなミュージシャンの方々に結集して頂き2日間に渡るレコーディングを行いました。
テレビシリーズのための音楽は1期同様、先にオーダーを頂いての楽曲制作なので、最終的にどのような画にどの音楽がどのタイミングで流れるのかは私も放送を見るまで分かりません。
なのでリアタイ視聴はいつも試験結果発表のような緊張もありますが
最後のシリーズ、私も一視聴者として全力で楽しみたいと思います。
初回放送は
2017年1月6日26:40~(初回は15分押し) TBS系列にて
何卒
よろしくお願い致します。