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澁江夏奈のブログ。

作曲家 澁江夏奈のブログです。

2016年秋アニメ

 

今クールも素晴らしい作品とのご縁がありました。

 

どれも甲乙つけがたいので、ベストではなく、その1、その2、、、

という流れで感想を述べさせて頂きたいと思います。

 

その1:

夏目友人帳 伍

www.natsume-anime.jp

 

もう見る前から素晴らしいことは分かっている。。。

1期からかかさず見ている夏目友人帳の最新シリーズです。

このシリーズから監督が交代になり、大森監督は総監督となられたのですが

良い意味で、変わらず

毎週ホッとする5期でした。

 

一番好きだったのは第五話の「結んではいけない」

年を取ったのでしょうか。

号泣でした。

 

Bパート、離ればなれになっていた2匹の友人同士の怪が再会するシーン

なんとも叙情的な弦カルの劇伴が素敵すぎます。

計ってみると約1'46、恐らく1曲丸々流れているのではと推測しますが

その後、割と間をあけずに登場する次の劇伴もピアノと弦カル五重奏で編成に統一感があり、感情がどんどんかき立てられいきます。

夏目友人帳の劇伴はシーンをまたいで長尺流れることが多く、吉森さんの劇伴大好きな私としては俺得、という感じです。

 

号泣したのはエンディングのイントロがもう始まっている終わる瞬間

夏目さんの

「それは」

目を閉じ、暗転

「それは、まるで」

この演出です。

そこまでの、白いモサモサした妖怪が黒板に書いた恋文モノローグで既に涙腺をこらえているのですが、この暗転の演出、さらに「恋」という決定的な一言を言わずに終わるところ。

号泣でした。

原作のコマ割がこうなのか、アニメ独自の演出がこうなのかは存じませんが

心を奪われた瞬間でした。

 

第6期はなんと本年放送予定。

もうこのまま10期くらいまで続いて欲しいと願うばかりです。

 

その2:

ドリフターズ

www.nbcuni.co.jp

 

もう、もう、キャストがあああああああ

那須与一のこのビジュアルに斎賀みつきさん、キタコレエェェェェェェという感じでございます。(某幕末浅葱色の集団系アニメの美少年剣士を彷彿と致します・・・)

更には中村悠一さんの薩摩言葉がすごすぎるのでございます。もう時々台詞を追うのが大変なほどの本格さでございました。

中休み回、といった回もなく1話からもう怒濤の勢い、戦闘シーンの連続ではありますが、ちょいちょい挟まれる思い切ったギャグシーンが緩急となって楽しく見させて頂きました。

オープニングがすごくかっこ良かったのですが、本編尺が盛りだくさんだったのでしょう、省略回が少なく残念。。。

 

歴史好きとしてはもう夢の異種格闘技戦という感じで

最終回の島津豊久土方歳三の一戦は大変燃えました。

少々、土方さんがエンズなのは悲しいところでありますが・・・(土方さんのご出身である日野市は私の地元にとてもとても近い場所であります)

 

オープニング映像にしっかり飛竜と山口多聞さんが映っていらっしゃいますので期待しておりましたが、こちらも2期が放送されるとのことで(時期は未定)

また続編が楽しみです。

 

 

その3:

ユーリ!!! on ICE

 

yurionice.com

 

音楽が・・・・・・・・・・

音楽が、音楽が素晴らしすぎる・・・・・・・・!!!!!!

もうオープニングから個人的にドンピシャなサウンドで大興奮でございます、しかも歌唱はディーン・フジオカさん。

Aメロはホルンのリズミカルな伴奏がクラシックなオーケストレーションを彷彿とさせますが拍頭のバスドラ(ドラムのバスドラでしょうか?ティンパニも入ってる?)が後々のテクノなリズムトラックを予感させ、Bメロの中音域の弦の刻みがサビに向けてどんどん細かいリズムで煽っていき、サビで思いっ切り解放、シンセが前に押し出されこれまでのオケと雰囲気がガラッと変わりますがまるで違和感がない、たった1分で音楽の歴史表現しちゃっています、カッコ良過ぎです!!!

こちらの作品、さりげなく背景に溶け込み流れている劇伴も主張しすぎてない絶妙なサウンドなのですが、スケーター達がそれぞれプログラムで使用する楽曲の素晴らしさに脱帽。

プログラムで使用される楽曲は1曲1曲もの凄く作り込まれており、架空の映画のテーマソング、友達の音大生に作曲してもらったオリジナル曲、自分のテーマソングなど、その凝った設定も楽しく

既存の曲もこのためにレコーディングするという力の入れよう。

もちろん、参加しているミュージシャンの豪華さといったらありません・・・

ソングコレクション早く買わなきゃ。

 

音楽だけではありません、もうストーリーも面白くて面白くて・・・

フィギュアスケートはテレビ放送を見る程度の素人でしかありませんが

そんな素人が大会を見ながら「選手はこんな想いなのではなかろうか」「舞台裏ではこんなことあるんじゃなかろうか」という妄想が見事に表現されています。

選手達がプログラムを滑っているスケートシーンの間は、彼らのモノローグが進行していき

それぞれの選手達のバッググラウンド、今どんな気持ちで滑っているかなどが語られ

勇利とヴィクトルという力強い二人の主人公のお話でもありながら、群像劇のようでもある。

スポーツアニメでありながら、個々のキャラクターの人間ドラマもしっかり描かれているので、どのキャラも本当に魅力的に感じます。

 

プロの振り付けと衣装のデザイン、プログラムのための楽曲達はアートとしても楽しめる要素を持っており

一話一話見るごとにそれぞれの分野のプロの仕事、細部にまでこだわった制作の方々の想いのシャワーを浴び、一層ごとに違う味のクリームが塗ってある何層にも折り重なったミルフィーユのようなアニメでした。

 

最終回で勇利が「完結しない物語ほど、魅力的な物語はない」と言っておりました。

期待・・・してしまう・・・!

 

こんな素晴らしいアニメをリアルタイムで見れる

そんな2016年に生きることが出来て仕合わせでございました。

 

 

2017年も楽しみな作品がたくさんございます。

あ、というか、自分も制作側になる3ヶ月が訪れるのでございました。

告知は次の投稿にて。