再開します。。。
開設したった1ヶ月で、開店休業状態となってしまったこのブログ。。。
再開します。。。
八角人オーケストラの夢
奇妙な夢を見た。
地球存亡の危機かもしれないのでここに記しておく。
地球が八角人という宇宙人に占拠された未来の世界。
医者やエンジニア、特殊技能を持った人たちはことごとく八角人に殺されてしまい
大衆の心を動かす力を持っているということで音楽家も次々と殺されて行く中
私は八角人オーケストラの座付き作曲家となることでなんとか処刑を免れた。
最初の仕事は式典のための作曲だった。
もちろんそのサウンドの楽曲を作ることが求められる。
初日のリハーサル。私は緊張しながらリハに向かった。
そこで八角人オーケストラの指揮者として登場したのは、Jpopやアニソンで活躍なさっている作曲家だった。
歌モノの作家なのに、八角人オーケストラの指揮者となることで彼もまた、難を逃れたのであろう。
リハーサルが始まった。
曲が演奏されていく。
不穏な空気になったのはすぐだった。
謎の不協和音が鳴り響く。
50数名の八角人たちがざわめき、演奏を中断し、音が違う、音が違うと騒いでいる。
指揮者が必死になだめつつ、私も焦ってスコアを見る。
金管にはF#、ストリングスにはFの和音が同時に書かれており
口頭で直すのでは間に合わないレベルで破綻している。
八角人たちの視線が厳しくなる。
オーケストレーションが破綻している作曲家など必要ない。それすなわち、その場においては処刑を意味する。
リハーサルは別の曲をやることをなり、私はそそくさと収容所へ帰宅した。
その夜、私の部屋に全身黒タイツを着た友人が忍び込んで来た。
彼は八角人の特殊な網膜を研究し、着用すると八角人にだけ見えなくなる特殊スーツを開発したのだという。
私の窮状を察知し、彼は私にスーツを届けに来たのだ。
スーツを受け取った私は、遠くにある生き残った地球人たちが作っているコロニーに逃亡することを決める。
私はすぐに実行した。
スーツの効果は凄まじい。私は八角人の間をすりぬけ、コロニーに向かうモノレールの駅にまでたどり着くことが出来た。
その駅からは地球人たちの自治区でもあり、もう八角人の姿はない。
私はモノレールに乗り込んだ。
その瞬間、人々が悲鳴をあげた。
私を見て恐れている。
一体なんだ?
電車の窓に映った自分の姿を見る。
そこには、奇妙な全身黒タイツの八角人の姿が映っていた。
以上が夢の顛末である。
私は昔から夢見が激しく、夢には色もついているし音も聴こえる。
今日は起きた後とても疲れていた。
一体この夢は何を意味しているのだろう・・・?
今日の夢を見て
中学生の時個人的についていた英語の先生にされた話を思い出した。
とても霊感が強い、というその先生
時々、人間と同じ形をしているけど明らかに人間ではない、でも幽霊でもない
そういう人を街中で見る。
と、言っていた。
八角人は、知らないうちにもう地球に潜んでいるのかもしれない。
『昭和元禄落語心中』× Jazz NIGHTS ありがとうございました。
昨日、銀座三越での『昭和元禄落語心中』× Jazz NIGHTS、本当に多くのお客様にお越し頂き、終了致しました。
改めて落語心中の音楽を作らせて頂いたことを幸せに思い・・・
アニメの劇伴を作り、そのライブをやる、という長年の夢が叶ったこと・・・
なによりその劇伴が、多くの落語心中ファンの方々に愛して頂いていること・・・
万感胸に迫る、ひとときでございました。
銀座三越さま、講談社のみなさま、キングレコードのみなさま、もう一体どれだけの方々に感謝を申し上げればよいのか!
改めて、メンバーと当日のセットリストをご紹介させてください。
A.sax/S.sax/Flute 中山拓海
Trumpet/Fluegel 吉澤達彦
Guitar 紺田凌平
Bass 佐藤潤一
Drum 北井誉人
Piano 澁江夏奈
司会 矢田晶子さま(キングレコード、落語心中プロデューサー)
セットリスト
1.Encore!~落語心中のテーマ
2.RAKUGO Blues
3.かは、たれどき
4.不仕合わせの果てに
5.ひこばゆる(2期エンディングテーマ)
6.SUKEROKU
です。
昨日演奏しましたのは、「ライブ用」に劇伴楽曲をリアレンジしたもの。
ビッグバンドの曲や、ヴァイオリンの曲などの編成を変え、またライブとして楽しんで頂けるよう、ソリストをよりフィーチャーした構成にし直した特別バージョンになります。
サントラにも収録されていない、スペシャルバージョンでした。
もう昨日の演奏は本当に、本当に楽しいものでした。
大好きな落語心中の劇伴を、学生時代からずっと知っている皆様と演奏できる幸せ。。。
ライブ活動ももっとしたいと思った次第です・・・!
ライブ中のMCはプロデューサーである矢田さんと対談形式で
楽曲への想い、タイトルの意味、また私自身のことも・・・
たくさんお話しし過ぎてしまって
ただただ澁江が好きなアニメについて語る会、になっていたのではと・・・!不安もありますが・・・!
(少しお話させて頂きましたが私はとてもアニメが好きです)
本当に、またこのようなライブイベントが出来たら
今日演奏していない他の曲もまだまだありますので・・・いつかそれらの曲もライブバージョンとしてお披露目できたらと願うばかりです。
本番はなんと雲田先生もいらっしゃって
サントラからイメージが湧いて描かれたシーンもあると嬉しいお言葉も頂き
なんと・・・劇伴作家冥利に尽きるのかと・・・ほくほくとして
東京の真ん中から西の方へと
帰路につきました。
落語心中展の方は、明後日23日まで開催です。
展示されている原画、生原稿の数々はもう、大満足、大興奮
またこのために用意された特別なグッズも
どれも三越さまらしい素敵なラインナップ・・・
まだの方はぜひ足をお運び頂けたらと思います!
最後にまた改めて
昨日お越し下さった皆様
心より
ありがとうございました。
澁江拝。
いよいよ本日『昭和元禄落語心中』×Jazz NIGHTSです。
夜更け。
日付が変わってしまい本日ですが
こちら!是非お越し下さい。
1回目 18:00~
2回目 20:00~
どちらも、内容は変わりませんので、お買い物のついででも、お食事のついででも。
立ち寄って頂けましたら幸いです。
明日、一緒に演奏して下さるメンバーを紹介致します。
Trumpet 吉澤達彦
A.sax/S.sax/Flute 中山拓海
Guitar 紺田凌平
Bass 佐藤潤一
Drum 北井誉人
Piano 澁江夏奈
です。
全員平成生まれ、しかし実績も実力も世代を代表するジャズメンの方々です。一番若い子は22歳ですね。。
レコーディングメンバーではありませんが...Jazz Nightということで
落語心中の劇伴音楽、でありながら
ジャズライブとしても楽しんで頂けるよう全曲アレンジし直しました。
本日のリハーサル、とても
和気藹々
と...
明日が楽しみです。
雨の予報が出ており、お足元が不安ですが
ぜひお越し下さい。
いつかのいつのひか
まだ載せてなかったこれを。
大好きなあるジャズピアニストのハーモニーを意識した。
FMシアター「猫はどこへ行った」来週放送です。
昨日は、こちらのラジオドラマの劇伴レコーディングでした。
登場人物は2人と2匹。
対話で進んでいくドラマ、些細なセリフに混じる心情にぴっったりと寄り添いしかしそれもさりげなく、気付かれないように!を心がけ、秒単位で音楽の展開を合わせ、劇伴を作りました。
私が初めて商業的に作曲の仕事をさせて頂いたのがNHKのFMシアターの作品でした。
大学4年生になってすぐ、誕生日も迎える前で
それ以来、ありがたいことに毎年作品に携わらせて頂いております。
しかし今まで音楽を作ってきた作品は主人公が全員自分と同じ世代、もしくは年下
少年少女が主人公の作品のみだったのに対し、今回は自分より遥かに年上の主人公でして
自分のことをお互い語りながら相手を語り、また知ろうとする、ぐっと大人向けのドラマに音楽を作るには
自分の中にまた新たな扉を探さないといけない
そんな、面白き音楽旅でした。
やはり、テレビであれラジオであれ
お仕事の度に本を頂き、本を読む。
これが私は好きなのだと、思ったお正月でした。
来週1/21 22時よりNHK FMにてオンエアです。
昨日の「GINZA JAZZzzzz supported by 銀座三越」ありがとうございました。
昨日、20:30より放送されたGINZA JAZZzzzz supported by 銀座三越、聴いて頂いた方々、ありがとうございました。
ラジオアプリradikoのタイムフリーを使いますと来週の日曜まで聴くことが出来ます。
パーソナリティのジャズピアニスト、秋田慎治さん。
とても朗らかかつダンディな御仁でいらっしゃいます。
秋田さんのおかげでどうにか喋ることが出来ました・・・
初めて出会ったジャズ、ということでMcCoy TynerのFly with the windを紹介させて頂き、弦楽器を使った編成に衝撃を受けたことをお話いたしましたが
その後オンエアして頂いた「かは、たれどき」こちらも弦楽器を編成に入れており
我ながら、良い流れだ・・・と思いました。
弦楽器が入ったジャズ。大好きなサウンドの一つです。
失礼があってはと、収録前から秋田さんの最新アルバムを聴き込んでおりましたが
とても素敵なナンバーにあふれておりますのでご紹介させてください。
1曲目、たくさんのおもちゃのような、無邪気な音たちが溢れる霧を掻き分けながら進んで行くと、そこからはファンキーなナンバー、スムース的な透明感あるナンバー、フュージョン、歌もの。。。と驚くべきほど多様なジャンルが続きますがどのトラックにも秋田さんのサウンド、という一本の糸が真ん中に必ず通っていて
秋田さんの音楽、が次々と色んな衣装とお化粧をして一人舞台を魅せてくれる、そんな素敵なアルバムです。
One note sambaのアレンジはもうよだれもののかっこよさで
編成はエレベ、ドラム、歌、エレピ、という至ってシンプルな編成にも関わらずリハモと軽いながらもそこかしこに出てくるコードとリズムのキメ、そこに乗っかるTOKUさんのスキャットが凄まじい奥行きを出しております。
秋田さんのピアノの音は、柔らかいのに輝きがあって
弱音ペダルを踏んでいても芯があって
ピアニストってすごいなぁと・・・
(学生時代、初めてピアノのレコーディングをしたとき自分の音のあまりのドギツさに少々ヘコんだのを思い出しました。)
秋田さんの番組に出演させて頂けて光栄でございました。
(かなり頑張って喋っていたつもりでしたが、やはり蚊の鳴くような弱々しい声でした・・・
またいつかラジオ番組に出演させて頂く機会があったら
あれこの人UFOに連れてかれてなんかどっか修理されたのかな?ってくらいハキハキと溌剌と喋ることを誓います。)